毛利マークとの出会い 1955年ごろ
昭和30~35年の頃、年に数回、母や叔母につれられ
三宮センター街から大丸へ行くのが楽しみでした。
毛利マークの店の前を通る度、店先にさまざまな種類のお面が並べられ、
店の中にはたくさんの飾り物がつり下げられてとってもカラフルで
子供心に 一体ここは何屋さん?とのぞきたくなる 印象に残る店でした。
私の父は寡黙な人で 家族ともほとんど会話をすることはありませんでしたが、
季節毎の行事を大切に考えるやさしい人でした。
クリスマスが近づくと子供の背丈より大きい庭のもみの木と
ベルや星などの飾り物がいつのまにか部屋におかれているのです。
ツリーの飾りつけは姉妹3人でしました。
私はツリーの仕上げにモールをまきたくて母にたのみ
毛利マークへ買いにつれて行ってもらったのを思い出しました。
父の思い出とともに…
また、高校2年生(昭和39年)の時には校章入りの指輪がほしくて
一人で毛利マークへ買いに行き、大人気分で指輪をして登校していました。
毛利マークは私にとって
幼い頃からずうっとあり、他の店とはちょっとちがう
とても気になる存在感のあるお店です。